GAFA とは
そして四騎士*2とは
地上の4分の1を支配し、剣、飢饉、悪疫、獣によって「地球上の人間を殺す権威」を与えられている
目次
GAFAこの四騎士を使わない日は無い
検索、グーグルマップ、YouTube、グーグル翻訳、etc
タイムライン、友達、ニュースフィード、グッド いいね!、etc
GAFAはいかにこの四騎士がものすごい企業だということを451ページに渡って書いてある本だと思って読んでみたが著者のスコット・ギャロウェイ氏は様々な角度(良い面 悪い面)から感じ取ったことをこの本にぶつけている。誰よりも四騎士について理解し、わたしたちにGAFAの正体をみせてくれる
本当の姿とは
ケタの数がちがう
四騎士が生み出す金額は2兆3000億ドル!*3
こういう時、物事を簡単に考えるほうがいい
- 単純に1ドルは約100円と決める
- 2兆3000億ドルに100をかけると230兆円になる
- 230,000,000,000,000円*6
日本国家予算が約100兆円とすると日本を2年ちょっと今と同じ水準で運営できる金額が四騎士が生み出す金額、すなわち2兆3000億ドルとなる恐ろしいほどの金額だ
四騎士の姿
著者はこの四騎士GAFAを“ヒトの体”の一部として紹介していることが実に興味深かっ
Amazon
- アマゾンのCEOはジェフ・ベゾフ
アマゾンを一つの国家にしてしまうかのような物凄いオーラを放つ人物。数字にはかなりシビア スタートアップ時はインターネットで本の販売から始まり、ロングテール(物品販売の手法)が有名だ今では取り扱いが無いものを探すのが困難といっていいほど商品がそろっている
くわしい説明は必要ないね! ジェフ・ベゾフが初めて本が売れて時の表情はとても嬉しそう 興味があったら検索してみよう
- アマゾンを著者は物をつかむ『指』と表現している
ついこの前まで目の前にとても美味しそうになったリンゴの実を取るのは『指』の付いている手だった
しかし今ではスマホで検索→『指』で“ワンクリック”した次の日にはお好みのものが自宅に届くといったとても不思議な体験を当たり前のようにしている
四騎士の中で単独で1兆ドルにもっとも近い騎士といわれ、研究開発費も尋常ではなく、次から次へと大型倉庫を作り商品をストックし大型倉庫から直接注文者へ配送ではまだジェフ・ベゾフは満足しない
顧客満足のためにもっと時間を短縮するため街中に中型、小型の倉庫を作り、注文から配送までの時間を一気に縮める超スピード配送を目指している。日本でも東京都内など24時間以内に配送できる地区もあり、ますます配送時間は短縮してゆくだろう。配送のスケールは他社とは断トツに違い商品専用飛行機をチャーターしてビュンビュン世界中商品を運ばせている
もうすでに人々はアマゾン支配されているし、アマゾン無しでは生活ができなくなっている
Apple
- アップルの前CEOはご存じのスティーブ・ジョブス 世界のジョブス=アップル アップル=世界のジョブズだ!
電車、学校、職場いろんなところでiPhoneを見かける iPhoneはみんなが使っている みんなが使っているスマホはiPhoneだ!
2008年6月8日 日本に衝撃が走っiPhone3Gがソフトバンクから販売されdocomo、auからiPhone3G欲しさに乗り換えた人も多いはず、約10年がたち今なおApple Special Event*7は心が躍る
アップルの作品のデザインはとても美しく造り込まれていて商品動画も息をのむほど素敵だ作品の内部まで徹底的にデザインされ海外の工場で高性能の作品が造られ世界中の富裕層の手の中に納まる
- アップルを著者は『美』と表現している
高性能の作品、洗練されたホームページ、クリエイティブな作品紹介動画、そしてアップルストアとどれをとっても美しく、気高く、エレガントだ!富裕層は人種、文化、言語は違えど、みなエルメス カルティエ ロレックス そしてiPhoneを身に着け会話をするというアップルは世界共通『美』の結晶だ
- ファイスブックのCEOはマーク・ザッカーバーグ 天才だ
ファイスブックは規模の観点から人類でもっとも成功しているものの一つで中国の人口は約14億人、ファイスブックのユーザーは約20億人*8
- サッカーファンは35億人でファイスブックより多いが35億人になるまで約150年かかった
- ファイスブックはたった20年間でユーザーを20億人
と脅威的なスピードでユーザーを増やしている
アメリカ第45代大統領選挙ではファイスブックが大いに役に立ったという
日本では実名で登録するファイスブックは世界に比べ使用頻度は低いがインスタグラムはどうだろう?インスタグラムはフェイスブックの子会社!
インスタ映えなど、四季を通して日常にインスタを使わない日はないだろう 桜、海、紅葉、雪などインスタ映えする写真をアップし多くのいいね!をゲットするのに必至だ
これは皮肉でもなんでもなくて現代社会は『知能社会』と『評価社会』にわかれていて評価社会ではより多くの評価を獲得しフォロアーを増やし最終的に『いいね』、『フォロー数』をマネタイズ*9できるインフルエンサーになれるチャンスを与えてくれた
全国的に有名にはなれなくてもインスタ界隈で有名になり、成り上がっていくヒトも出始めてきた
- フェイスブックを著者は『感情』と表現している
インスタ『いいね』のボタンでより多くの『いいね』を獲得し返信しているうちに自由な時間の大変を取られてしまうのがネック
地球上のすべての文献をインターネット上に検索できることは可能かを考えに考えた結果『可能だ』という判断を下し、今ではインターネット上では『神』と呼ばれ『神』の逆鱗に触れればインターネット上から葬られてしまう
が これは使い方を間違えた場合の話しで通常に使っていればGoogleなしでは生活が困難になってしまうほど強力な力を備えている
何かを調べたければスマホに向かって質問すると、とても優秀で物知りな先生がすぐに答えてくれるし、どんな場所からでGoogleマップのストリートビューを使えば誰でもパスポート、移動時間無しでほとんどの主要都市に一瞬でつれて行ってくれる
まさに“どこでもドア”だこんなことが20年前に想像できただろうか?
想像できたのはラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンぐらいでしょう
- グーグルを著者は『脳』と表現している
グーグルの運営はどのように運営されているか説明できる人はほとんどいない謎だという
驚いたことにグーグルは『アルファベット社』の子会社だというが『アルファベット社』とはいったいどんな会社なのか?
世界最高峰のIQを持つ天才6万人がグーグルを支えているまさに『脳』の集団
表紙の秘密
GAFA 四騎士の知らぜざる世界がギッシリと詰まった本書はカバーのデザインも白を基調にしたクールな造りになっている。ブックカバーをかけずに外で堂々と読める仕様になっておりカバーを剥がしてみると本体の色は黒で銅色で題名が書かれている。ゆっくり一枚めくると艶のある赤色に染まっていた。ヨハネ黙示録の四騎士を思い出す
四騎士*10とは
膨大な数のユーザー達の膨大なデーターと引き換えに『無料』で四騎士を利用することができる。
NEXT GAFA
いつしか時価総額は1兆ドルを達成し世界の一角を支配する第五の騎士となる企業があらわれる。第五の騎士になれる要素は8つありその要素を持った企業10社が紹介されている
しかしこの10社中の1社が必ず第五の騎士になるということではなく、第五の騎士の要素を持っているということで今は無名だがどこかの部屋、コーヒーショップ、ファーストフード店内の片隅で世界をひっくり返すテクノロジーを誰かが開発しているかもしれない、異常気象が続き100年に1度といわれる洪水が10年ごとに起こっているようにありえないと思えることが実際に起こることもある
NEXT GAFAは『あなた』かもしれない!